ピンクフロイドのデヴューアルバムはシドがリーダーとして、ほぼ全ての作詞、作曲を手掛けた。単純な曲は一つもなくて、曲の展開は本当に不安定さを感じる。前にヘッドフォンで一度だけ聴いた事があるが、聴いてるうちに何だか頭の中を揺さぶられているような感覚に襲われて吐き気がしたのを覚えている。それ以来、ヘッドフォンで聴くのをやめてコンポでしか聴いてない。曲を聴いてると、強制的に限界ギリギリの緊張を強いられるっといった感じだと思う。シドはピンクフロイドの2ndの収録中に、目立ち始めていた奇行の原因となったノイローゼやドラッグの為に68年8月に脱退。そしてシドがソロとして復帰するのが70年のこと。ソロとして70年に2枚のアルバムを出している。それと88年にはEMIの倉庫から見つかった未発表曲を収録した「オペル」もリリースされている。
2ndをリリースした後にシドは失踪。失踪した後に何度かは姿を現していてインタヴューに答えたり、バンドを組んだりしたのだが、すぐにまた失踪してしまう。失踪後に3枚目のアルバムをジミー・ペイジなどがプロデュ−スしたいと名乗り上げたがシドがいないため当然、実現していない。失踪中のシドは、ピンクフロイドのメンバーがシドに捧げる曲をレコーディングしている時に突然現れ、メンバーも驚いたという。そして今では、どこで何をしているのか、生きているのか死んでいるのか全く分からない。
2004年7月にリリースされた「Pink Floyd And Syd Barrett Story」というタイトルのDVDがあるんだけど、ピンク・フロイドのメンバーは関係者がシドの事を語ってくれるドキュメンタリー。amazonにはなかったけどHMVでは扱ってるみたいなので、興味があれば動くシド・バレットをみてみるといいよ。見たあとに切なくなる可能性99%。何度見ても切なくなる。