JIMI HENDRIX
ジミ・ヘンドリックス


ロック伝説 5、 ジミ・ヘンドリックスが証明したもの

ジミ・ヘンドリックスが活動していた期間というのはわずか4年。そのたった4年間で歴代のギタリストの中で、もっとも影響力のあるギタリストになった。『ギターの神様』とまで呼ばれるジミのリフは、今聴いてカッコイイし、ジャンルの壁まで粉々に破壊してしまう。斬新なアイデアなどは2000年代に入っても、その輝きを失っていない。

今では信じられないが、最初アメリカでのジミの評価はあまり良いものではなかった。変わった音が好きな奴という風に認識され、大袈裟なギターソロはアメリカでは煙たがられていたようだ。そこでジミを気に入ったアニマルズのチャス・チャンドラーが当時、ブルースロックが盛り上がり始めていたイギリスにジミを連れていった。そしてそれは正しい選択となる。イギリスに渡ったジミは、その激しく凄まじいギターサウンドによってロンドンロックシーンでの黒人音楽の具現者になり、新たなロックの到来をもたらす存在にまでなった。ジミには人種差別という大問題もほとんど関係なかった。ジミの人柄がそうさせたのかもしれないが、バンドのメンバーであるノエルに「黒んぼ」と呼ばれる事を気に入り、本来は黒人の悪口であるはずの「ニガー」という言葉も、カッコイイ黒人に対して使うべき言葉として使い始める評論家も現れる程だった。ジミは、黒人の音楽はせず、黒人の考え方もせず、黒人である事を冗談にさえする事が出来る程の人物であったということだ。そんなジミなので、白人が好感を持たないわけがない。周りの人達も黒人のジミ・ヘンドリックスとしてはあまり接しておらず、本当に人種の壁を乗り越えていた。一方、ステージでのパフォーマンスは頭の後ろや股の間、さらに歯でギターを弾いたりして視覚的にも衝撃的で、聴覚的にもアーティスト紹介で触れたように豊富な経験とあらゆる実験から得たサウンドで大観衆を湧かせた。 そしてもう一つ。今ではロックの定番のストラトキャスターだが、当時、レスポールなどに比べてこれといった特徴がないストラトは売れ行きがあまり良くなかった為、製造中止の危機にあった。しかしそんな中、ジミ・ヘンドリックスなる天才ギタリストが登場してストラトの魅力を存分に引き出す事に成功した。その事から、ストラトが売れ始め製造中止の危機を免れたという話しがある。ジミがいたから今でもストラトがあるわけだ。これを管理人が知った時、改めてジミの偉大さを知った。

これらの事を考えるとジミ・ヘンドリックスは、偉大なアーティストの一人というだけではなく、その類いまれな表現力とその情熱から伝えた感動、そしてハンデをものともしない人間性は、人間の魂の魅力を証明したともいえるのではないだろうか。

アーティスト紹介でもJIMI HENDRIX掲載してます。


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